~住まいと窓~
2016.07.11居間、寝室、子供部屋などの居室には、必ず窓が必要です
建築基準法では居室の窓に必要な最低限の大きさが決められています。
窓から『光を採り入れること』や『風を通すこと』は、私たちが健康に暮ら
すために必要なことだからです
このような機能的な側面のほかに、窓には心理的な効果もあります
窓から見える景色や得られる開放感などは、暮らしを豊かにする大切な要素と言えます。
『ピクチャーウィンドウ』という言葉を耳にしたことはありませんか?
窓枠を額縁に見たて、窓の外の景色を切り取り、絵画や写真として室内に取り込むことを目的に設置された、はめ殺しの窓(FIX)のことです。
意図して設置したわけではないのですが、我が家の寝室にも、私一人で勝手に思い込んでいる『ピクチャーウィンドウ』があります
両サイドが上下窓、中央がFIX窓となっており、その中央FIXから望む風景が、私はとても気に入っています
カイニョに囲まれた散居村の家々越しに見える稲葉山
その山頂に並んだ三基の風車に、中腹から山頂にかけて広がる牧場(放牧された牛までは見えませんが・・・)
そして、時間帯、季節、天候によって表情を変える風景
~太陽光を浴びた朝~ ~夕焼けに染まる山々~
~霧がかった雨の日~ ~新緑の木々~
~紅色や黄色に色づいた葉々~ ~雪化粧をした稲葉山~
飽きることはありません。
私にとっては、どんな高価な絵画よりも価値があると言っても過言ではないかと・・・(高価な絵画を買えない負け惜しみ)
我が家の『ピクチャーウィンドウ』イメージ ↑
(実際はこれほど近景ではありませんが・・・)
お住まいを考えるとき・・・
ちょっと周りを見渡してみてください
もし素敵な風景が見えるなら、それを考慮して『ピクチャーウィンドウ』を設置してみませんか?
また、すでにお住まいをお持ちの方、手遅れではありません
家族がいつもいる場所や、おもてなしの空間。そこから見える窓の外に、好きな木々を植えたり、庭を造ったりして、自作の絵画を描いてみませんか?
設計課 鈴木でした