地盤調査
2017.02.06こんにちは、設計の池田です。
今回は私がご提案プランを作成する上で重要と考えている要素の一つを
話したいと思います。
それは地質です。
家を建てる時は普通、空や水中ではなく土の上に建てます。
しかし、夢や計画の段階ではなかなか、土地の下の地盤の調査まで
行うことは稀です。
その段階では土地の売買がなされていなかったり(勝手に他人様の土地を調査してはいけない)
現在お住まいの家が建っていて調査機器の設置が困難だったり
10万円程度の費用が掛かって手軽でない等の理由があるからです。
しかし家を建てる時には地盤調査をして家を建てるだけの地耐力があるかどうか調べて
地耐力があればそのまま建築し、もし地耐力がなければ家を建てるだけの地耐力になるように
補強をしなければいけません。補強をするにはお金がかかります。
規模や補強の方法によりますが60万円以上の費用が建設費用とは別にかかることになります。
そういうことは最初に教えてほしい! みなさんはそう考えますよね。
明確に分からなくても少しでも想像できればうれしい、そういう方に私が提案プランを作成する際に
建物へ実質掛けられる予算を仮定する為に地盤の強さを予想する方法をすべてお教えしたいと思います。
①国土地理院の地理院地図(電子国土web)で地勢図を調べる方法
サイト内で住所を検索し、主題図から治水地形分類図を選びます。
更新版(2007~2014年)と書かれた部分の横の青丸をクリックすると 地質の凡例が出ますので
調べたい箇所に掛かっている網掛の柄を調べて
そこに書かれている地質をグーグルで再度、検索してみてください。
その土地が強いかどうか分かるかもしれません。非常に専門的で取っつきにくいです。
②地名で判断する。
最近は市町村合併等で昔の地名ではなくなっている場合がありますが、地名の中に水に関する漢字が
含まれている場合は注意が必要です。昔の地名を調べたい方は古地図を調べてみるのも方法の一つです。
③大手の地盤調査会社(ジャパンホームシールド)が登録事業者向けに提供している
地盤サポートマップで過去に周辺で行われた地盤調査の結果を調べる。
これは一般の方はできませんが、登録事業者が提案段階で調べることはできます。
ただし、周辺で調査が行われていなければ、意味がありませんが・・・(汗
④今までの経験や知識。
⑤ご近所さんに聞くという方法。できればですが・・・(汗
以上、5つの方法です。
みなさんのお役に立てれば幸いです。
ではまた次回。(*^-^*)ノシ