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今からできる寒さ対策

皆さま、こんにちは。設計の廣島です。
今年も残りわずかとなり、年末の慌ただしさを感じる頃となりました。
寒さが増す中、住まいで過ごす時間の大切さを改めて感じる季節ですね。私は寒いのが苦手なので、犬と一緒にこたつで丸くなって過ごしています☺ 気合いでは乗り切れない寒さ。早く春にならないかと願う毎日です。
我が家は新築して20年経ちます。新築当時は「なんて暖かい家なんでしょう!」と快適に過ごしておりましたが、最近の住宅では高断熱・高気密で快適な「ZEH水準」が標準となり、省エネ・創エネをしつつ、夏は涼しく冬は暖かい快適な空間を実現することができるようになり、我が家と比べ物にならないほど快適な住宅になっています。
昔の家(昭和55年省エネ基準相当の住宅)では、建物の断熱性や気密性が低く、エアコンで暖めてもエネルギーが外に出ていってしまうため、家の中にいても寒くて、特に廊下やトイレはもっと寒く感じられます。
今の家(平成28年省エネ基準相当の住宅)では、気候条件は同じでも、熱が逃げていかないので家の中はだいぶ暖かく感じます。冷暖房費も昔の家に比べて6割程度になり、ぐっと省エネにつながっています。
そしてさらに、これからの家(平成28年省エネ基準を上回る住宅)では、熱が逃げやすい壁、床、天井、そして窓の断熱性が高いので、暖房や冷房に使うエネルギーを減らすことができ、足元だけでなく部屋の隅々まで暖かくなります。リビングだけでなく、廊下や脱衣所など、他の部屋との温度差が少ないため、どこにいっても快適でヒートショックの予防にもつながります。
そこで、古い家だから寒くてもしょうがない…と諦めている方におススメしたいのが、今からでもできる「内窓の設置」です。
今ある窓に内窓を取りつけ、二重窓にするだけで断熱効果を高め、冷暖房の効率が上がり、季節ごとの温度変化も和らぎます。また、防音や防犯、結露対策も期待できます。
国や自治体が実施している補助金制度を利用すれば、費用の負担も抑えることが可能です。ご家庭の状況や建物のつくりに合わせて、まずは身近な窓周りから整えてみませんか。断熱改修の事でお悩みなら、ぜひチューモクにご相談ください。