水田に青々とした若苗が並ぶ季節となりました。
若苗のようにぐんぐん伸びる新入社員を嬉しく感じる歳となりました、設計の山﨑です。
さて、本日は 外壁材についてお話させていただきます。
家の外観イメージの大部分を占める外装材ですが、
《素材》《色》《メンテナンス性》《価格》《維持費》 等々
多くの方が「様々な選択肢の中から何を選ぶか」とても悩まれるのではないでしょうか?
私も同じように悩みます。が、設計としてはやはり《美観》といったことを重視します。
皆様はどのポイントを重視されますか?
《メンテナンス性》が高いのは、軽くて、耐震性を向上させてくれる金属系の外装材。
《耐久性》が高いのは、同じく軽い木板等ですが、価格や経年変化を考慮しなければならない素材です。
《美観》では、素材と表情の多様性からジョリパッドがとても人気のある商品ですが、メンテナンスが必要で、維持費がかかります。
昨今、住宅価格が上がる市場となっており、《価格》《維持費》を抑えたいが、《美観》を重視したい、《メンテナンス性》《耐久性》を高めたい・・・等々 バランス良く兼ね備える事は、大変難しいこととなっております。
そこで、今回ご紹介したい商品はケイミュー様の【SOLIDO(ソリド)】という商品です。
「メンテナンスは必要?」ですが、そもそも外装材として、考え方が愉しい素材になります。
素材は 薄いセメント板、そして 変化『エフロレッセンス』しますとのメーカ-説明。
『エフロレッセンス』とは、いわゆる白華現象と呼ばれコンクリート業界ではタブーとされる表面に白い模様や塊ができる現象です。
それを、素材の持ち味として取り入れ、建物の表情に加えるという考えのもと誕生した商品です。
参考イメージパース
実に興味深い商品だと思いました。白華現象は除去するものと、現場管理時代に私は教わりました。
なので「メンテナンスは必要?」と書かせていただきました。本来ならば、メンテナンスが必要な現象が起こるのですが、『エフロレッセンス』は除去しない、塗装もしない、そもそも変化するので塗膜補償といったものはありません。変化を愉しむ素材ということです。
セメント基板は25年~30年持つようですので金属板に匹敵する《耐久性》です。
参考イメージパース
そして何より、素地の存在感に好感する外壁材と言えるのではないでしょうか。
特に無垢の木を内装や外装へ取り入れる弊社の住宅とは、大変に相性が良いと感じております。
富山県での施工例として有名なのは、富岩運河環水公園の世界一美しいスタバです。どんな商品なのか気になられた方、ぜひ実際にご覧いただきたいと思います。
外装と内装を同じ素材で施工できる商品は少ないのですが、この【SOLIDO(ソリド)】という商品は とても使いやすい素材となりますので、弊社の特徴である外と内を繋ぐデザインにおいても、活用が期待されます。
イメージパースのように使用することで、外と内の境界を曖昧にし、部屋の広さを大きく感じさせてくれます。
参考イメージパース
皆様の家づくりにおいて 愉しく悩んでいただける選択肢として、ご参考にしていただければ幸いです。
注目!! この【SOLIDO(ソリド)】を実際に内装に使用したお住まいの完成見学会を開催します‼
くわしくはこちらをご覧ください。