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築350年合掌造り家屋 改修工事

工事課の寺田です。

現在、築350年 南砺市に昭和40年代に移築された合掌造り家屋の

改修工事を行っております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

旅館や住居として使われていた建物ですが、東京のプロジェクト会社より

協力依頼受注をし、東京の設計事務所の設計監理により作業を行っており、

カフェとゲストルーム個室が利用目的です。

 

施工に関しては、古く太い柱にかたがりが生じている為、柱と柱の間に入る

サッシュを大工さんが一ヶ所一ヶ所寸法を取り、取付用の枠を造り

取り付けていく方法で手間が掛かったり、内壁の板貼も一枚一枚削り合わせて

貼っていくという、目には見えない手間と努力を行っております。

 

カフェ(1)に関しては、土間に薄いレンガを敷き込み、カウンター天板には

古材を使用したり、天井にぶら下がっていた太鼓を落とし、立飲み?カウンターとして利用。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カフェ(2)は古い座敷和室                    

 

カフェ(3)は囲炉裏を囲んでのカフェ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゲストルーム個室には各トイレ、浴室あり。

浴槽、洗い場はハーフユニット、壁・天井には桧の板貼とし、完成目指しております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カフェ(3)を打ち合せ、休憩所にと使っておりますが、設計士、大工、私と350年前に

これほどのものを造った大工さんや、現在で言えば施主様の事を語り合い進めています。

設計士も1週間に一度、現場で宿泊し施工方法、意匠的な事も話し合い5月末の完成を

目指しております。

 

天井仕上が無く、柱や梁、屋根裏茅葺も見ているだけで感心します。

この様な施工、工事は初めてですが、大変勉強になります。