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寝室・洋室の間取りを考える(NO.2)

こんにちは、設計積算課 プランナーの中田です。

前回は「寝室・洋室の間取りを考える」として、設計をしていて感じる事をお話しさせていただきました。今回はその第2弾として「眠るための部屋」「自分だけが寛ぐ部屋」としての寝室や洋室を設計する際に感じている事についてお話しさせていただきます。

さて、皆様が思う寝室に必要なものは何ですか?寝室に置くもの、配置する空間として代表的なものを例に挙げながらお話してみたいと思います。

【TVについて】

以前はベッドの配置にあわせてTVの置き場所を考えていましたが、最近はそもそもテレビを見ないという方や、スマホやタブレットを使用するので寝室にテレビは置かないとのお声もよく聞きます。このような意見は、若いご夫婦だけでなく40代、50代の方でも増えてきています。

【化粧台について】

寝室に化粧台を置くという発想はありますか?ひと昔前だと鏡台(ドレッサー)をお持ちの方もいらっしゃって寝室のTVの横に家具を置くスペースを設けたり、カウンターを設置してお化粧コーナーにしていました。

最近は寝室の中ではなく、ホールに設置した洗面コーナーやビリングダイニングに設置したカウンターでお化粧される方が増えてきましたので、あえて寝室にお化粧コーナーを設ける事が少なくなりましたね。

二世帯同居が減って、家族のプライバシーよりも動線が良く効率的な暮らしを重視する単世帯のお家が増えてきたからでしょうか。

【書斎について】

以前は寝室の一角に2m程のカウンターをつけて、TVコーナー、お化粧コーナー、お仕事スペース、読書スペースなど多目的に使える書斎コーナーを設ける事が多くありました。中には洋室にネットゲーム用のモニターを5台設置するため3m超えのカウンターを設置した事もあります。

しかし、最近は個室や半個室の書斎を希望される方が増えたように思います。それはやはりコロナ禍からリモートでお仕事される方が増えたこと、勉強や趣味など時間を気にせず自分時間を楽しみたい方が増えたことが影響していると思います。お仕事により生活スタイルが家族によって異なる場合は、寝られるようベッドを設置できるくらいの広さをとられる方もいらっしゃいます。

【ベッドまわりについて】

近年の戸建て住宅の平均坪数は、一昔前と比べるとずいぶんとコンパクトになってきました。広さよりも性能やデザインにこだわる方もいらっしゃれば、家族と過ごすLDKを重視したり、近年の建築費の高騰も影響していると思いますが…。

そうなると自ずと寝室や子供部屋はコンパクトになる傾向にありますので、新築時にベッドを購入される方には、なるべくヘッドボードのスッキリしたデザインのものをおすすめしています。

ただ、そうなると小物が置けないのでナイトテーブルをベッド横に配置するとよいと思います。置き照明や目覚まし時計、スマホの充電、眼鏡置場、読みかけの本を置いたり…、寝室の明かりは直ぐに消しますが、ナイトテーブルの照明は寝るまでついていたり…。

ほんの一例ですが、実際のお客様のお声もご紹介しながらお話しさせていただきました。プランする際は、今の生活スタイルや不便を感じているところ、お部屋でどのように過ごしたいかなど、ご要望をお伝えください。素敵な寝室や洋室をプランいたします。