善徳寺 庫裏(くり)の保存修理工事
2016.02.13
昨日の晴天から今日は曇天と目まぐるしく天候が変わります。そして来週は雪と寒暖の差が激しく体調管理に気を気を使いますね。またインフルエンザも流行っていて南砺市内でも小学校の学級閉鎖があるようです。
さて本題、今日は現場の紹介です。平成の大修理として城端別院善徳寺の庫裏保存修理工事に共同企業体として当社も参加しております。庫裏とは僧侶の居住場所や寺院の台所としての機能を持ち合わせた建物です。
保存修理開始前の建物が右へ傾斜した姿はピサの斜塔を思わせる様相で地震が来たら倒壊間違いなしの建物でした。現在は傾斜や不陸の修正、鉄骨による構造補強も終わり倒壊の心配はありません。まだまだ先の話ですが今年度も秋口に見学会を計画しております。ご興味が無い方でも一度ご覧いただければスケールの大きさや工事の大変さが身を以て感じていただけるかと思います。
写真は土間からの小屋組みを見上げたものです。かまどの復旧をし寺の新しい利活用を模索中です。